信頼感 2005 2 22
信頼感のある相場を作っていきましょう。
つまり、何が言いたいのかというと、
「ダマシ」のない相場を作りましょうということです。
たとえば、日足チャートで、大きな陽線が出た。
しかし、翌日は、それを打ち消すような大きな陰線だった。
しかし、しかし、その次の日は、その陰線を打ち消すような大きな陽線だった。
こういう動きに対して、個人投資家は「仕方ない」と思うでしょうが、
一般投資家は、そう思わないでしょう。
相場に対して、不信感が強くなり、
「だから株式投資は危ないのだ」と思うようになります。
さらに、見せ板の問題があります。
株価を、一定水準以下に下げないようにするために、
大きな買い板を出しておくのは、やむを得ないでしょう。
しかし、株価が下がりそうになると、
大きな買い板を、すぐ引っ込めてしまう動きがあります。
これは、大いに問題があります。
これでは、大きな買い板を信じて、買い上がった投資家は、
梯子を外されるようなものです。
もうひとつ、分足チャートから。
分足チャートが、もみ合いというか、保ち合いの状態になっていて、
そういう状態から、上放れる「分足」が出たとします。
しかし、時々、それを打ち消すような急落が起きます。
もみ合いから、上放れる「分足」を信じて、株を買った投資家は、
これも、梯子を外されるようなものです。
こうした動きは、仕手株では仕方ありませんが、
一般の株では、問題です。
「ダマシ」のない相場を、つまり信頼感のある相場を作っていきましょう。
卒業 2005 2 13
個人投資家として、あるいはデイトレーダーとして、
成功した人が増えてきたと聞きます。
あるいは、安定的な実力を身につけた個人投資家も多くなったそうです。
そうであるならば、
もうそろそろ「個人投資家」を卒業すべき時が来ていると思います。
一定の成功を収めたならば、今度は、社会貢献をすべきです。
数年後には、団塊の世代が、大規模に退職の時を迎えます。
こうした人たちは、今までの退職者のように、隠居の生活にはならないでしょう。
まだまだ体力も気力も現役世代並みにあり、そしてパソコンも上手に使えます。
つまり、こうした人たちが、個人投資家やデイトレーダーになる可能性があるのです。
そういう人たちを助けることも、社会貢献です。
もちろん、個人レベルで、こうしたことをやっても問題が起きるでしょうから、
NPO(非営利組織の特定法人)を設立して、社会貢献をすべきです。
NPOなどの準備作業を考えれば、
時期的には、早いと言えず、むしろ遅いと言えます。
デイトレーダーは、何十年も続けられるものではありません。
お金を儲けることも、デイトレーダーの幸福でしょうが、
一流のデイトレーダーを育てることも、幸福と感じる時が来るでしょう。
むしろ、こちらの方が、大きな幸福と言えるでしょう。